まずはシングル曲である「harmonized finale」ですが、これはもうMVで聴いていた印象そのままでありながらすべてを聴き終わったときの満足度が今までの曲になく、チョット余韻に浸ってしまう魅力がありましたよ。
アニメTIGER & BUNNYの映画版の主題歌となっていて、あんまりアニメの内容自体には詳しくないんですがこの曲が流れて映画が終わったら曲を含めて映画がずっと心に残ってくれるよな曲でしたね。
とはいえ「オリオンをなぞる」よりもかなりピアノがアレンジの軸になっているだけにライブだとどうするんだろ?・・・なんていらぬ心配をしてしまいましたよ。
オリオンをなぞるもそうだけどライブで生のピアノと一緒にやったら物凄いカッコ良い曲になりそうなので是非とも実現して欲しいですね。
そして2曲目の「ピストルギャラクシー」はタイトルだけ聞いたときにはポップ目の曲なのかと勝手に思っていたところ、こちらの曲のインパクトはかなりのものがありました。
というのもこの曲はUNISON SQUARE GARDENでもかなり初期(1stアルバム前)のミニアルバムに入っていてもおかしくないような雰囲気を持っていて、最初に聴いた時に懐かしさがこみ上げるとともに「まだこういう曲やってくれるんだ」という安心感を持つことができましたよ。
個人的にはこの曲がカップリングの中では一番好きです。
3曲目の「三月物語」はお得意のバラードといった感じでそんなに驚きはありませんが、やっぱり田淵さんのメロディの美しさが感じられました。
僕はバラード曲はあんまり好きではないんですがこういう曲がカップリングとかアルバムに入っていると全部の曲を飽きずに聴くことができるのでよいですね。
そして最後の曲である「I wanna believe、夜を行く」は曲の始まりと終わりがおもいっきり「オリオンをなぞる」と似てる・・・というか意図的に似せてる? ような曲でかなりポップ。
某雑誌で「この曲がシングルでもおかしくない」的なことをライターさんが言っていたような気がしましたが、僕はそこまでではないかなぁというのが正直な感想でした。
良い曲だというのは大前提にあるけどUNISON SQUARE GARDENの中でも「並」の曲をアレンジや演奏技術で磨き上げたような印象で、仮にこの曲がTIGER & BUNNYの主題歌になってたら「前と似たような曲でクオリティはそれなり」ということでかなり批判されてたんじゃないかと勝手に想像しまいましたよ。
それにしてもUNISON SQUARE GARDENは毎回シングルが豪華で、この4曲と「MR.アンディ」みたいな曲があればミニアルバムとして立派に発売できるようなクオリティなのでやっぱりファンは辞められない♪
ファンでない人に「購入してまで絶対に聴いてください!」というまでプッシュはしないけど、レンタルでもいいんで是非とも全曲の一連の流れを聴いてほしいなぁ。